向原中学校からの届いた感想文/ポシェット

ポシェットのメンバーが6月11日に向原中学校で講演を行いました。
その感想文が中学校から届きました。(文章は原文のままです。ただし生徒さんのお名前は匿名にしました)


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●「福祉プログラム」
~感じたこと・かんがえたこと・いろいろ~

6月11日5・6時間目、総合学習として「NPOゆきわりそう」の皆さんによる「福祉プログラム」の授業がおこなわれました。

前半は代表の姥山寛代さん他、障害を持つみなさんからのお話、後半はアイマスク体験と車椅子についての説明でした。
障害にはどんなものがあるのか、障害を持つ皆さんは日々どんなことを思い、どんなふうに暮らしているのか、皆さんのために私たちができることなど、分かりやすくお話頂き大変勉強になりました。
これを機会に福祉について理解を深め、共生社会の一員としての自覚をもって生活して欲しいと思います。


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〈 福祉プログラムのまとめから 〉

体が不自由でも、目がみえなくても何もなかったように生きている人たちを見て、私は勇気をもらいました。
アイマスク体験では前が全然見えなくてすごく恐かった。だから白杖やサポートしてくれる人の大切さがよくわかった。サポートも自分の腕や肩をつかんでもらったりとか、椅子に座ってもらう時は、まず、椅子にさわらせてあげてから座ってもらうとかとてもいいことを教わりました。あと、車椅子を動かすのにもいろいろな技があるんだと知りました。



視覚障害・聴覚障害などのほか、病気の人も障害者なんて知りませんでした。また、障害者の人が落ちてしまうので、車椅子にはちゃんとブレーキをかけておかないといけないことがわかりました。



姥山さんも、障害者の林田さんも笑顔で話していたのが良かったなと思いました。また、目の見えない人が歩いている時に神経を集中させているので声はかけないほうがよいということがわか
りました。



私たちが普通にできることも、林田さん達にはできない。でも心が大きいんだよねッ! だから、人のやさしさが一番わかる人間だと思います。一番大切だと思ったことです。



①障害者の方が、困っているようだったら「どうしましたか」、「なにかお手伝いしましょうか。」と優しく笑って話しかけること。
②障害者になったのは罰があたったからだとか思わないこと。私のおばあちゃんも左手足がマヒしています。杖をもたないと行動できません。「ゆきわりそう」の方の話を聞いて、またひとつ障害のことについて知ることができてよかったです。小学校で学んだバリアフリーのことも合わせてこれからもしっかり取り阻んでいきたいと思います。



障害者の人は尊敬できる。なぜかというとどんな障害があってもくじけないで必死に生きようとしているから、例えばもし、私が見えていた目が見えなくなったら絶望して生きる気力がなくなるかもしれない。



姥山さんや、他の人たちが「みんな人として生まれて、人として死んでいく」と話していて、「みんな同じ人類で、みんな変わらない」と改めて思いました。



全盲の池谷さんは声を聞いただけでその人の様子がわかるのがすごいと思った。障害をもっている人が心で感じ取る力がすぐれているのは、偏見や差別感を持つ人がいるからというのもあると思うし、いろいろ自分の障害のことを考える機会が多いからというのもあると思う。介助している人は、私たちに、障害者の方を車椅子から普通の椅子に移すやり方を教えているとき、とても真剣だったから補助や介助はどんな場面でも真面目に取り組んでいかなければいけないと思った。



障害者のみなさんは、目が見えなかったり、体が自由に動かなかったりそういう障害をもっていながらもこれをハンデだと思わず、その人の個性だと思い、明るく前向きに話していた。ゆきわりそうの方々を見て「なんでそんなに前向きなんだろう。」と思いました。私の持っている悩み事や不安よりもはるかに大きい悩み事や不安があるはずなのに。
それを見て私も「前向きに生きていかないと」と思いました。「気軽に話しかけてください。そうしたら、にこにこしてお願いしますといいます。」という障害者の皆さんの話を聞いて、街で困っている人を見たら手助けしないと、と思いました。今まで街で見かけても「どうすればよいのだろう」と戸惑っていたけれど、このことばを聞いて、声をかけ、手助けするということに勇気がもてました。-これからはどんどん手助けする人になっていきたいです。



ふだん外を歩いていて、たまに桐ヶ丘養護学校の子を見たりしても「何もできないのかなあ」とおもっていたけれどこの福祉体験をとおしてこんなに手伝えることがあるというのがよくわかりました。



私は障害を持っている人を「かわいそう」と思っていました。しかし、実際は幸せそうで驚きました。



私たちの知らないところで、障害を抱えている盲人がどんな苦労をしているかが、よくわかりました。話を聞いて私の障害者の方への見方がかわりました。



今までは、車椅子をどこからか借りて来たりしただけだったので、ただ、車椅子に乗るのが楽しいだけだったが、今回は障害者の人たちが来てくれたので障害者の方たちの大変さがわかりました。



障害のある方たちが、ベートーベンの第九を歌ったという話で、障書のある方々の頑張る気持ちが、わかりました。



目が不自由になってもあんなに楽しそうに話すのはすごいと思った。目が不自由になってもたちなおれることがすごい。障害のある方たちは心が強いと思いました。



小学校でも「桐ヶ丘養護学校」でボランティアをやっていました。そしてたくさんの人たちと友達になることができました。そして昨日、「ゆきわりそう」の方たちにあって、「あ、また友達になろう」と思いました。年が離れていても別に関係ないと思いました。



体が不自由だと特別扱いとかされるのかと思ってたけれど、実際はみんなと同じように生きているんだと思った。



障害のある人はたくさん苦労をして生きていっていることが分かり、少しでも役に立ちたいと思いました。



アイマスク体験で前が真っ暗で見えなくて、壁にぶつかったりしたので目が不自由になったりした人は何度もこんなふうになっているんだと思いました。



日が見えなくても体が動かせなくても、自分にできることはないか一生懸命探し、立派に生きているんだなと思いました。