ハローヒポから

ハローヒポの悲しいお知らせ

フリッツの死——————–

ヒポで大活躍していたフリッツが
昨年4月14日、夕方餌の時間になっても馬房の奥で頭を下げて食事を取らない。普段は食いしん坊!様子がおかしい、しかもかなり具合が悪い。
いつもの獣医に電話をして来てもらう。疝痛です。夜八時半過ぎまで治療し落ち着いたので先生は帰った。食欲は無く、ボロもあまり出ない。心配なので数時間様子見る。
立ったまま動かないので、とりあえず自宅に帰ることにした。自宅でスマホのモニターを見ながらフリッツの様子を見ていた。深夜ふっと寝入ってしまった。はっと目が覚め、すぐにモニターに目をやると、フリッツが横になり苦しくもがいている。急いで厩舎に戻りフリッツを立たせる。全身汗でびっしょり。体をバスタオルで拭き薄い馬服を着せる。苦しく横になろうとするので室内馬場で歩かせる。早く朝にならないかな、と祈るばかり、フリッツは一向に良くならない。しびれを切らして朝方4時に獣医に電話を入れるが出ない。フリッツを私と朋子と順番にひたすらひき馬。このままだと共倒れになってしまうので、私が朝までフリッツの面倒をみることに。
そろそろ交代の時間。朝7時過ぎ、立っていたフリッツが痙攣を起こしバターンと倒れ息をひいた。一瞬の出来事。
唖然、びっくり、ショック。東京本部に報告をいれた。
なんで?どうして?原因は?私も分からない。
獣医によると腸ねん転になり腸が破裂によるショック死。亡年20歳 人間の年齢で60~70才。一番食いしん坊のフリッツ、甘えん坊のフリッツ、手のかかったフリッツ、誰もが安心して乗れたのもフリッツ。二度とこのような馬はいないでしょう。フリッツに感謝。
ありがとう。ゆっくりと休んでね。

ココちゃんも——————–

フリッツが亡くなり悲しみも癒される時間も立たないうちに5月11日、今度はココちゃんが体調壊す。
状況は似ている。悪化する前に獣医に電話して直ぐに来てくれるようお願いしたが、大会で週明けまで静岡にいて戻れない。どうしよう、色々な伝手を使い獣医探すが群馬にはいない。やっとの思いで獣医が見つかる。来てもらうことにしたが翌日の昼になると、ココちゃんも苦しく横になりバタバタしようとするが、横にさせてはいけないのが馬を世話する人の鉄則。ひたすらひき馬をする。室内馬場を何回、何百回周ったか。疲れは感じない。良くなることだけを祈りひたすら歩く。やっと獣医が来て治療をする。改善は見られない。出来ることをしたと獣医は言って帰る。夕方再び来ることを約束して帰る。やっと夕方になり先生が戻り治療を開始する。馬に良く起きる疝痛だ。流れを良くする薬を鼻から入れる。浣腸もする。水分取らないので、輸液する。4リッター。色々手を尽くしてくださいましたが、効果なくフリッツと同様、腸の破裂によるショック死。ココちゃん亡年9才 人間では約30才。やっと安心して皆さんを乗せていた矢先、今後のハローヒポを背負って立つはずのココちゃん。悲しい。悔しい。疑問が残る、どうしたの?なぜ一か月もしないうちにヒポで一番活躍していたフリッツ&ココが突然と 亡くなる?!

フリッツは疝痛による(馬に良くある)腸ねん転による死。
ココちゃんの死因を解明しないと、他の馬が心配。群馬県畜産試験センターでココちゃんを解剖、原因を調べてもらった。解剖の結果、フリッツ同様腸ねん転による内臓破裂によるショック死。馬では自然死でしょうの回答があった。
フリッツ&ココちゃんを長い間かわいがってくださった皆様。心より感謝申し上げます。

【お願い】
ハローヒポでは山荘周辺の草刈&お手伝いできる方募集しています。
よろしくお願いいたします。

記/黒田雅信