黄色いポーチの活用/5日間の処方薬管理
2011年3月11日 東日本大震災が起きた日は金曜日。
ジャック星の子供達、ゴロ野球、クレヨン、遊イング、よっちゃん家のお泊りに来る方をレッツゴーの送迎車両が学校や実習所などにお迎えに行っている時でした。
ゆきわりそうに到着した後は、余震の続く中、新築の頑丈な「みんなで一歩館」に身を寄せ合って過ごし家族のお迎えを待ちました。この日、保護者の事情で深夜になっても迎えに来れない……泊めて欲しい。でも朝・夕に常時服薬している「抗てんかん薬」がない!どうする!そんな切羽詰まった状況が起きました。
この日、この時の経験を教訓に、ゆきわりそうの諸活動に通う方達には、5日分の処方薬の携帯をお願いしました。時が経ち、その時の緊迫した気持ちが薄れてきています。先日の真夜中に緊急地震速報のアラームが鳴りました。ビックリしましたね。夜中だという事もあり瞬間的に緊張し、大事な備えについて振り返る夜となりました。
現在、ゆきわりそうで暮らす方は、お薬ファイルを使い「今日の薬」「5日間の予備薬」「頓服薬」「薬手帳」「薬剤情報提供文書」を管理し、黄色いポーチで持ち歩いています。
記/小田切涼子