最近のグループホームの話題
グループホーム
みんなのお城ゆきわりそうハニーブンブン1号館での生活が始まって1年半が経ちました。
利用者さん同士のぶつかり合い、世話人さんへの試し行為等様々な経験の中、試行錯誤の末、新規一転。ショートステイでGHの入居を待っていた方、数年前からGHの入居希望をされていた方、行政からの依頼で来られた方、重度の方対象のユニットからステップアップの為移動した方を含め、9月1日より障害特性やご本人の希望に沿った各ユニットでの生活が始まりました。
数年前から入居を希望されていた方の保護者は、自分が元気な内は私が見る、私の手元に置いておくとの気持ちが強く本人の意思に反し子離れするという選択肢がありませんでした。「親から見てこの生活が難しい、本人の様子がいつもと違うと感じた時にはいつでも親元に戻ることもできるのよ」という話をさせて頂いた結果、GHへの入居を決心されました。
彼はニヤニヤニヤニヤ「何か嬉しいことがあったの?」「ずっと笑っているけれどどうしたの?」という声が周りから聞こえてくる程満面の笑み。世話人さんと笑顔で缶コーヒーを買いに行きゆったりとしたコーヒータイムを過ごし、安定した気持ちでベッドの中へ。毎日良い睡眠が取れる様になりました。念願のレンガの教室の助手の仕事を得て、世話される人から世話する人へそしてなくてはならない人へと成長しています。
尿道カテーテルの導入、長期入院等、入居者の中には重度化される方が出てきています。医療と連携して安心して生活が送れるよう勉強の日々です。
記:松本 伸子