毎年恒例の八丈島への旅。今年は総勢45名の仲間達が4グループに分かれて参加しました。1グループ目は、梅雨末期の大雨にみまわれてしまいましたが、残り3グループは、すばらしい夏の島に迎えられ気持ちの良い日々を送ることができました。 昨年まではいくつか課題を抱えていたM君は、この1年でとても成長して、みんなの笑顔の中心にいつも存在していました。 毎年参加しているOくんは、いつも腰くらいの海で温泉につかるようにぷかぷかフワフワ漂っていたのですが、今年はついに浮き輪を付けて沖に向かって泳ぎだし、帰りは、浮き輪をはずして1人で泳いで帰ってきました。今年になってお母さんが話してくれたのですが、彼は小さい時、1人で沖まで泳いでいってしまい帰れなくなって助けられたことがあったそうです。 もう1人、海が怖いけれど毎年参加しているIくんは、一昨年は腰まで、去年は胸まで海に入ることができ今年はついに顔をつけることができました。 これまで毎年、堤防から飛び込むことができなかったS君は、今年ついに自ら飛び込むことができました。 今年が初めての参加だったH君は、初めての船、初めての飛行機、初めての足の届かない海を一つ一つ自分なりに克服し、すばらしい旅を経験することが出来ました。 参加した仲間達はもちろんスタッフも、ひとりひとりが意味のあるとてもすばらしい時間を過ごすことができたように思います。 現地でお手伝いをしてくれた八丈島のみなさん、ロッジのお父さんお母さん、多くの皆様の協力で今年もすばらしい海のたびを無事事故無く終えることができました。本当にありがとうございました。 PS 海がめの卵はそろそろかえる頃でしょうか?無事に生まれて、海に帰ってゆく姿を僕も見たかった。
参加してくれた全ての人が自然の怖さ・大切さ、すばらしさをこの島で感じ学んでくれているのだと思います。 《報告》
2006年8月6日 姥山 剛 |