ハローヒポのチロルが永眠しました

ハローヒポからのお知らせ…チロルが永眠しました

2011年8月10日 皆さんの愛してやまない、ハローヒポの開設当初から活躍してきたチロルが永眠しました。

あまりにも突然のことで、悲しみよりも驚きが先に立ち、まだ現実として受け止めきれずにいます。

いつもの朝となんら変わりなく朝飼いを終え、放牧場へ放し、いつものように草を食み、のんびり過していたのですが、突然と命の終わりが訪れてしまいました。獣医師の話によると「肺の大きな血管が突然切れて、ほぼ即死のだったでしょう」とのことでした。
その証拠に、もがいたような形跡は一切ありませんでした。こんなことがチロルの、ハローヒポの馬に起きるなんて、全く予想もしていませんでしたが、一番驚いているのはチロル自身かもしれません。苦しまなかったのがせめてもの救いです。

ハローヒポはこの秋10周年を迎えます。
この間の業績はチロルがいなければ成し得なかったと言っても過言ではありません。私たちは多くのことを彼から学びました。良き友であり、よき師であり、良き伴侶でもありました。これほどに深く信頼でき、人の為に尽くしてくれる馬を私は他に知りません。
チロル自身もそれほど深く人を愛し信頼していました。生活に困難を抱える人たちに喜びを与え、人生を豊かなものにしてくれました。又、その家族にさえも希望を与えてくれました。チロルの残したものはこれからも皆さんの中に生き続ける事と思います。

秋からのお教室再開に向け、チロルがいない状況でどの様にしたら良いのか、正直見当もつきません。チロルでなければ乗れない、チロルだから乗せられるというメンバーがあまりにも多いからです。それだけチロルは絶対的に信頼の置ける馬だったのです。しかし、夏休みが終わるまでまだ少し時間があります。

1人1人に変わりなくプログラムを行えるように、全力を尽くしたいと考えています。チロルの思いを消すことなく継続することが、私たちの役目なのですから。

2011年8月12日
ハローヒポ 黒田 朋子