21世紀の平和のために歌います
■祈りのコンサート
サントリーからカーネギーへ
来年(2012年)のサントリーホールに第九のコンサートを催すということになった。それもすごいことですが、今から11年前に成功に終わったニューヨークのカーネギーホールのコンサートをまたまた実現させよう!というとんでもない夢のようなお話が現実のものとなりそう……。
■再びカーネギーホールへ
今から11年前私たちは250名の仲間と「21世紀の平和のために」をかかげてカーネギーホールのステージから世界に響けとばかり、ベートーベンの歓喜を歌いました。
最終章が終わると私たちは会場と一体となり、大きな拍手の中でアーレメンシェン……全ての人々と兄弟となろうと叫びました。
宝物のように抱いているこの思いは今でも生きる力となっています。それから今日に至るまで「また行きたい!10年経ったね」と語る仲間に「そんなに行きたければまた行く?」大拍手をいただき、4人の仲間は今回準備のためにニューヨークへ飛ぶことになったのです。
■NY 4日のハードプログラム
ある日合唱団の馬場先生から電話が来ました。
「今ね、私の患者さんがニューヨークから帰ってきてここにいるのよ。丁度だから来ませんか」
さっそく姥山、小野でお伺い、診療室に入ってみると、治療が終わったのか馬場先生と40歳ぐらいの美人?いえ、女学生?いえ、お母さん?がにこやかに迎えてくださいました。
挨拶そこそこに小野さんの「我らの第九」はさすがに熱く、聞く方も汗が出てくる、火がつくような話題になって終わりました。
2度目は2週間後。今回は矢澤さん(例の女性)と語ること2時間、お別れの時、私が笑いながら「今回はあなたにお願いすることになるかもね」と言いました。そして始まったNY行きではいろいろな方とお会いしました。そして「私たちは心で歌う目で歌う合唱団」のカーネギーホールステージはしっかりと根を張ったように思えます4日間ガンバッた。良かった!
■4人の仲間が決まった
NYから帰ってきてからもう一週間経ちました。
NYチームの4人の方々は日本人です。
手も足も出ないようなNYですでに基盤を作り、立派に日々を過ごしている方々です。言葉と動きが素晴らしく早い。4人ともゆきわりそうで働いてもらいたーい。
頼もしく心のある方々がこのコンサートの道を作ってくださるだろうと信じています。
「サントリーコンサートからNYのカーネギーホールへみんなで私たち飛んでいこう!」
大きな希望と夢を胸に明日に向かって歩きましょう。
◎NYチーム 4人の仲間(敬称略)
伊藤常丈…音楽配信関係
深尾多恵子…ジャズシンガー
スパドーニゆかり…ヨガの先生
矢澤とみ子…人材派遣会社社長
2011.7.1
記 姥山 寛代