2012年夏のおもいで その4

2012年 夏のおもいで その4

■ハーフマラソン
慣れている室内から飛び出して、合宿は最高に楽しいチャレンジときれいな景色を見て東京にはない自然を身体一杯感じることを大事にしています。
空に手が届きそうな鬼押出し園を今年はロングコースに挑戦!猛暑を忘れる一時。
心地よい風を受けてゴールできました。
(杉俣 亜希子)■ことばの教室
教室でこの夏を振り返り合宿の思い出を話しました。
「信越線の道(アプトの道)を散歩してめがね橋がみられた」
「(自然史博物館の)恐竜のガイコツみたいのがすごかった」
「大好きな動物に触れて嬉しかった(ハローヒポ)」
「ハピーテラスにお土産を買えたのが良かった」
「釜めしがおいしかった」と活き活きとした表情で皆語ってくれました。「温泉が気持ちよかった」「バーベキューがおいしかった」は全員一致!
12歳から787歳の年齢がバラバラなメンバーですがみんな大好きな事は一緒でした。一緒に寝たことのないおじいちゃんと布団を並べて緊張したり、必死にバッタを追いかける子供を温かく見守りながら昔を思い出したり大家族ならではのアットホームな旅でした。
(担当だった)Yくんそろそろ遊びにきてくれないかなとUくん。じゃあ次はみんなでお礼のお手紙を書いてみよう!今年の夏の素敵な出会い・経験・思い出がみんなの宝物になりますように。
(山﨑 恵美)■クレヨン
大好きな仲間との旅を心待ちにしてくれていたのがよくわかる嬉しそうな顔のみんな。ベテランメンバーの多いこの教室は平均年齢NO.1(?)元気だけれど体はやっぱり正直。のんびり心と体を休める旅となりました。みんなでお買い物に行っておいしい冷やし中華を作ったり、山荘から1時間弱の小諸にある松井農園で自分たちで釣った魚を焼いたり、おいしいバーベキューをしたり「食」を極めた旅でした。いつもと違う自然の中、みんなで作る食事は格別ですね!
(山﨑 恵美)■ソフトスポーツ
暑い暑い夏の真っただ中の群馬合宿でしたが、3泊4日、参加したメンバーみんなが、穏やかでのびのびと過ごせた合宿でした。そして参加したボランティアさんと、ぐっと心が近くなった合宿となりました。
1日1個のメインプログラムを目標に、3泊のプログラムを一緒に作っていきました。
初日は「初めましてよろしく」の音楽プログラム。
2日目はメンバーとボランティアとで一緒に作る、バンダナの型染め。
3日目は、夜のバーベキュー目指してお買い物、下ごしらえ、会場作りをやりました。それぞれのプログラムを一緒に参加し、作っていくことを通して、メンバーとボランティアが少しずつ溶け込んでいき、自然とお互いが似てくるような空気の合う場面を見られた事が、とてもうれしく感じられました。
最初は緊張していたボランティアも最後は笑顔になり、参加メンバーも仲良くお別れをするところが見られると、また来年も頑張りたいと励まされました。合宿での経験を、日常に取り入れる事をしながら来年もより質の高いプログラムを一緒に作っていきたいと思っています。
(南 恵三)■絵画
今年度の参加メンバーは5人、スタッフと合わせて10人の小さなツアーとなりました。
一緒に行ったマラソンチームの人数の多さに圧倒されることもなく悠々と自分達の楽しみ方を貫く頼もしい仲間達です。というのも、この5人は絵画教室とは20年来のお付き合い。3泊4日の旅への参加もライフワークといえるベテランメンバーばかり。
昨年からお世話になっている土と火の里ではサンドブラストに初挑戦。初めての事でも堂々と臆することなくオリジナルグラスの完成。軽井沢では絵本とおもちゃの美術館へ。静かな緑に囲まれてハイチーズ!雨に降られたバーベキューも山荘のテラスが皆と美味しいお肉を雨から守ってくれました。自然と温泉とおいしいご飯、何より仲間がいる夏のお楽しみ。そんな風に皆で育てたひみつの旅。
来年も楽しみですね。
(角田 繁信)

●夏合宿(ひみつひみつの旅)の総括
・ボランティア……東京女子医科大学看護学部2名。東京家政大学5名。北里大学3名。東京医科歯科大学3名。彰栄保育福祉専門学校2名。としま夏の体験ボランティア7名。NSVA(日本スポーツボランティアアソシエーション)
・実習生……聖徳大学児童学科4名。東京都市大学4名。東京家政大学1名。法政大学5名。大東文化大学2名。

「実習の前に一度経験しておきたい。将来の仕事を選ぶのに体験してみたい。学校の先生の紹介です。ボランティア募集のポスター見て興味を持ちました。資格を取得する為の現場実習に一環で……」きっかけや理由は様々ですが、今年も約40名近くの若い力が集まりました。
今回初めて障害のある方と出会う学生さんばかり。合宿の担当スタッフからの説明、そしてご家族からの聞き取り、話を聴けば聞くほど「2泊も3泊も自分は大丈夫か?!耐えられるのか!?」と、心配と不安が95%。そしてちょっぴりの期待と楽しみ。そんな面持ちでスタッフミーティングに集合した学生さんたちも、旅の行程終えて解散場所に着くころには、よき友となって別れ難くなるようです。
人間関係勝ち負けはないけど、関わる自分達が本気じゃないと伝わらない。言う事を聞かせようとか、何とかその場をやり過ごそうなんていう小手先のその場逃れは通じない。その笑顔が心からかどうかなんて簡単に見破られてしまう。けれど、正直に一生懸命向かい合えば応えが返ってくる!!こんなに近くで心が触れ合える相手がいるという事を、学生さん自身もそしてゆきわりそうの仲間達も実感・体験できることはとっても幸せなことだと感じています。
(小田切 涼子)


  • ひみつひみつの旅参加者の内訳
    • 海のまき
      鹿児島県種子島
      東京都八丈島
      神奈川県三浦郡観音崎近辺
      56名
    • 山のまき
      群馬県安中市松井田町
      123名
    • 合計179名の参加者
  • 引率者
    • スタッフ77名
    • 現地スタッフ12名
    • 当会研究員20名
    • ボランティア15名
    • 当会講師1名
    • 実習生18名
    • その他2名
  • 計146名の引率スタッフ