カーネギーは鳴り止まない拍手に包まれた

170人の旅 NYカーネーギーへ

第九合唱団と和太鼓の演奏者達と共に、私たち総勢170名はカーネーギーホールをめざし5月19日に日本を出発しました。

3年をかけてレッスンを重ね 「世界は一つ!みんな兄弟になろう!!」との思いを胸に抱いて、渡米。現地の方々とその思いを共有発信する旅となりました。
参加したのは、障害者や病気を抱えている人とその家族・今回の主旨に賛同する多くの合唱仲間・東日本大震災の被災地から駆けつけた仲間・そしてゆきわりそうスタッフたちです。

5月22日のカーネギーホール。
ステージから眺めるホールの客席は5段でした。
プログラムが始まりそして終わった時、その5段の客席全てから一斉に拍手が湧き、それは終わることなく続き、お客様とステージが一体となりました。
「すべての人々よ兄弟になろう!」
ベートーベンのメッセージは、会場に広がっていきます。

この日の涙と拍手は、会場に集った全ての人にとって、きっと忘れることなく心に残ることでしょう。
生涯忘れられない今日と言う日……心からお礼を申し上げます。

私たちは心で歌う目で歌う合唱団
代表 姥山 寛代


「ふるさとの四季」を歌った時に、お客様達が沢山涙しているのをみて、この曲をNYで歌えて良かったとあらためて思いました。

車椅子の仲間達と共に舞台と観客席の縁の所で合唱していた事もあり、第九を歌いきり総立ちの拍手の後、顔も知らない沢山のお客様達から握手を求められました。
演奏に込めたメッセージへの、お客様からの「ありがとう。これからも頑張りましょう」という感謝の気持ちを受け取る事ができて嬉しかったです。

私たちは心で歌う目で歌う合唱団
林田 美貴子


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→ソプラノ・ソリストの田村麻子さんのサイト