■今 なぜ「共に生きる」なのか!
……2008年所信表明を掘り下げる その(1)……

                                    姥山 寛代

2008年の今日、ゆきわりそうは21年目を走っています。
ゆきわりそう開設当初は、法人としての事業ではなくほぼ個人事業的なものであり、それは制度の支援を受けない「枠のない活動」でした。

この20年間、重度心身障害者ホームヘルプ事業、支援費事業、そして障害者自立支援事業へと変遷を重ねてきた国の多様な施策制度を利用しながら、障害を持つ人々とその家族は、町の中で生活し続けていくために生活プランを工夫する事が当たり前になりました。家族も含め障害者の人生そのものに、大きな変化が現れています。

事業者の立場としていわゆる制度の枠による縛りの中で、人道的立場から不自由の穴を埋めるボランタリーな活動を、理念を失うことなく、ご利用される方々のご要望を全受容するため、ゆきわりそうもこの時代をどう生き抜くのかの探求を当然の事ながら求められます。

新年のゆきわりそうニュースの所信(1)は大変重要な意味を持っています。
3月30日に発会する障害者の家族会は、よく使われる「共に生きる」という言葉を改めて見つめ、考え、行動していくための第1歩となります。

単なる家族と当事者、単なる事業者ではなく「共に生きる」ことの重さと難しさ大切さについて、一つ一つ実践しながらその土台の上に構築する世界を共に作る、という意識の共有なしにはこの厳しい時代を生き抜く力は育ちません。

お正月の所信表明の(1)は障害者の家族会の設立となり、3月30日にはその発会式が催されるというところに辿り着きました。地域福祉研究会ゆきわりそう「みらい」の中の部活動としての家族会のスタートに大きな拍手を送り、「共に生きる」ことをみんなで実体験することといたしましょう。
                           
− 次に続く−

 > HOME > 20周年記念事業 > 2008年所信表明 > なぜ「共に生きる」か